なぜミドルタワーMacは出ないのか?
間違いなく需要のあるところに踏み込まない理由は何なのか?
新型iMacが登場した。処理能力は向上し、日本では円高の影響もあって値下がりと、新型を狙っていた人には嬉しい限りのアップデート。技術的な部分で見ても最新のチップセット、1066MHzフロントサイドバスと見どころいっぱいだ。一番下の機種でもATI Radeonのグラフィックカードが搭載されていて、性能は申し分ない。まさに「熟成された」買い時のMacと言えるだろう。
しかしそれでも、Macコミュニティはつぶやく。「なぜミドルタワーMacは出ないの?」
iMacと同じスペックのマザーボードを積む、ディスプレイのないミドルタワー市場は間違いなく存在する。それはPsystarが非常に注目されていることからも明らかだ。例えば30インチのCinema Displayと組み合わせたい人。例えばWindowsから乗り換えられる、比較的パワーのあるMacが欲しい人。Mac Proほどのスペックは必要ないプロユーザー。ざっと見ても需要はかなりあるはずだ。それでもアップルが出してこない理由はなんだろう?
ミドルクラスのタワーが渇望される理由はMac miniが非力で、かつ高いということもある。すでに2世代前の1.83GHzのCore 2 Duo、最大でも160GBのHDD。MacBookを買った方が遙かに処理能力とコストパフォーマンスが高いという状況は、「なんでMac miniあるの?」と言われてもしかたがない。実際何度もディスコンの情報は流れつつ、それでも未だに存在し、バージョンアップの噂まである。欧州ではMac miniが値下げなんて話もあるようで、現行機種の在庫処分中と考えてもいいかもしれない。
Mac miniが売れないからヘッドレスMacは需要がないと考えているとしたら、それは大きな間違いだ。例えばMac miniの心臓部がiMacと同じになったら、あるいは性能はMacBookと同じでも価格が登場当時と同じ59,800円とかになったら、miniは飛ぶように売れるだろう。それをしないでいるということは……つまりこのクラスは売れて欲しくないということではないだろうか。Mac miniは利益率が低いということもあるはずだ。
デスクトップのラインナップを見てみよう。一番下のクラスにMac mini、真ん中はiMac、上がMac Pro。ひとつのクラスにひとつのマシンしか存在させないことで、そのクラス内でのシェアを「食い合わない」ようにし、ユーザーには選びやすさを提供する。これは他のアップル製品のマトリクスと同じ。さらに1機種に集中することは製造コストも下げることになる。今のMacが安い理由はこんなところにもあるのかもしれない。
もしMac miniが単純に上記のようなパワーアップ、あるいは値下げを行ったら、それはすべてのクラスのMacのシェアを食い尽くすことになる。iMacの性能で十分なプロユーザー、iMacでヘッドレスがいいミドルユーザーは、安いMac miniを選ぶだろう。それはアップルにとっては喜ばしいことではない。はっきりと、「明らかな差」があってこそ、製品マトリクスは完成するからだ。
こうして考えるとMac miniの次期バージョンが登場するとしても、やはり性能的にはiMacに届かない中途半端なものにならざるを得ないだろう。あるいはアップルは、これぞ究極のMacー「The Mac」を計画していて、Mac miniがディスコンになるという噂はその登場を予告するものなのかもしれないが、どんなに待っていてもヘッドレスMacの噂だけは流れてこない。それはつまり「出ない」ということなのだろう。
新型iMacであればグラフィックカードの性能も十分だし、あれこれカスタマイズで悩む必要もない。30インチCinema Displayでなきゃヤダ!死んじゃう!(爆)って人でなければ、24インチは十分な大きさだし、デスクトップ機種からの買い換えなら今あるディスプレイを使ってデュアルディスプレイにもできる。きっと30インチより大きな表示域が確保できるはずだ。
決して出てこないミドルタワーを待つよりも、新型を買ってその性能を楽しむべきだ。それほど、今回のiMacは性能、価格とも魅力的と言える。Mac miniの性能に満足できないなら一番安い機種を、Mac Proが必要ないプロユーザーなら一番高い機種がオススメ。来年出てきそうな「もっといいMacBook Air」を待ちたいユーザーなら、この一番下の機種を買っておくというのも手かも。
#俺か、それ。w
Airの母艦として考えても、これはいいマシンだ。
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コメント
わかってるケド、ミトメタクナイ!
投稿者: lynmock | 2008年04月29日 22:50
いや、やはりここは三度目の正直で Mac cube が隠し球で......
投稿者: GNUE(鵺) | 2008年04月30日 01:49
GIGAZINEの4月30日の記事で知ったのですが、主要なIT企業と比較しても、Appleの研究開発費はダントツで少ないそうですよ。
それで思い出したのがiPhoneの発売前のこと。Leopardの開発を一時中断して、iPhone開発にそのチームをまわした事がありましたね。その後、Appleの株主総会での質疑で、「開発の人手を増やした方が良いのでは?」という問いに対して、ジョブズは、「質が落ちるから嫌だぴょんw」と答えたそうですが、まさにAppleの開発方針は、少数精鋭でやるということなんだと思います。それはハードウェアにおいても同様でしょう。
現行製品(MacBook、MacBookPro、MacBookAir、Macmini、iMac、MacPro、XServe、AirMac、AirMacE、TimeCapsule、iPod、iPodnano、iPodシャフォ、iPodTouch、iPhone、え〜と後は...)
で細かいのは別にしてもその製品数を考えると、Intelの部品とともに製品をリフレッシュし、さらに次世代のMac/iPod/iPhone/他を開発しているのだから、どう考えても少数精鋭で賄えるような製品数じゃないですよ。
そう考えると、Macminiの停滞は、優先順位的に、そこまで開発に手が回らないということも十分考えられますよね。
最近になって、新興の(ファブレスな)チップ会社を買収したそうですが、ジョブズによると、それは優秀な人材が目的だったようで、上手く行けば少しは余裕が出来て新たな方針が生まれるかも知れないですよね、と。
いや、本当は分かってるんだけどね...出ないって...
投稿者: hagelight | 2008年04月30日 14:35
>lynmockさま
まぁminiがとてつもなくパワーアップという可能性は……ないよな、やっぱり。(^-^;
>GNUE(鵺)さま
それなら欲しいです。w スーパー隠し球ってないのかなぁ。
>hagelightさま
こればっかりは人数増やしたからっていってもセンスのいいものは出てこないですからねぇ。アップルのウリはセンスだと思うし……。とりあえずmini待ちましょう、あまり期待はできないけど。(_ _;
投稿者: ei | 2008年04月30日 20:02
ラインナップを増やすのではなく mini を cube にリプレース。
なんでかっていうと Apple TV, Time Capsule, AirMac Extream Base Station と同じようなのがだんご状態なんですよ。
ここは変化をつけるために mini はディスコン、cube で HDD 2台内蔵で単体で RAID もしくは Time Machine が実行可能な構成にしてしまう。しかも、いままでにない機能としては電源ON状態での HDD のホットスワップに対応。つまり、外付けDD や Time Capsule 不要でも使えるし、バックアップとった HDD はホットスワップで交換も可能な最強のミニ・マシン。
SATAのHDDをホットスワップするというのはセンチュリーの「裸族の二世帯住宅」でやってることなので、やろうと思えばできない話じゃないです。
投稿者: GNUE(鵺) | 2008年05月01日 02:36
iMacのディスプレーは最悪だ、(現行のAppleのディスプレーは全てか、、)どんなに本体性能が上がったとしても買う気にはならない、眼科のお世話にはなりたくないし、、
投稿者: 林檎梨 | 2008年05月03日 15:31
へぇ、そうなんですか?iMacの24インチのディスプレイは結構性能いいって聞いたんですけどねぇ。
投稿者: ei | 2008年05月03日 16:16
眼科のお世話になりたくない人はこちら、、参考までに、、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~what/lcd/
現行のApple製品はほとんどが→SAMSUNG?or,LG?
投稿者: 林檎梨 | 2008年05月04日 11:56
ちなみに私はCinema Display M8893J/A をMac BooK Pro と組み合わせて使っています、↑自然な色合い、適度な明るさ、とても目に優しくて長時間使っても目が疲れません。
私の書き込みに対してご意見ご指摘のある方はm7627ja@yahoo.co.jpまでどうぞ。
管理者様へ少々本題と話がずれてしまいました、お詫び申し上げます、すいません。
投稿者: 林檎梨 | 2008年05月04日 12:12